自己由来の新しい治療選択肢

でAPS療法が受けられます

は、2019年10月に厚生労働省から再生利用に関する施設基準を取得し(第二種再生医療・提供計画番号01F1907001)、一定の安全性が確保された治療法を正しい手順で実施できる施設として登録されました。

APS療法とは?

血液由来のバイオセラピー

ひざ関節症の関節内では、軟骨の破壊成分を作り出す炎症性サイトカイン(IL-1,TNFα)という悪いタンパク質の働きが活発になっていますが、私達の体の中にはこの働きを抑える良いタンパク質(IL-1ra,sIL-1R,sTNF-RⅠ,sTNF-RⅡ)も存在しています。
APSとは自己タンパク質溶液、Autologous Prorein Solutionの略称で、患者さんご自身の血液から炎症を抑える良いタンパク質と軟骨の健康を守る成長因子を高濃度抽出したものです。
APSは血液からPRP(多血小板血漿:Platelet-Rich Plasma)を分離し特別な加工を加えることで、ひざ関節症の治療に有効といわれる成分を高濃度に抽出するため、次世代PRPとも言われます。

これまでの変形性ひざ関節症の治療

これからの変形性ひざ関節症の治療

バイオセラピーとは?

バイオセラピーとは、自分や他人の細胞や血液由来の成分を使い、病気の治療や傷んだ組織の修復を行う新しい治療法です。

APS療法はご自身のひざ関節内にAPSを注入し、関節内の炎症バランスを整えることで、炎症・痛みを改善し、軟骨破壊の抑制が期待されます。
APS療法は欧州ではすでに治療法として承認されていて、米国では複数の医療機関において臨床試験が行われ、有効性の確認が進んでいます。ご自身の血液を使用するため安全性も高く、来院当日に治療可能な、体に負担の少ない治療法です。

での治療の流れ

本治療は次の3つのステップで進められます

  1. 患者さんご自身の血液を少量採取
  2. 採取した血液からキットを用いてAPSを抽出
  3. APSを患者さんの関節内に注入

※血液の採取から治療まで、
来院当日に提供します。

1時間ほどで提供可能 ※医師の判断による

メカニズム

ひざ関節の痛みと炎症のメカニズム

ひざ関節症の関節内(図)では、軟骨の破壊成分を作り出す炎症性サイトカイン(IL-1,TNFα)という悪いタンパク質の働きが活発になっています。悪いタンパク質は軟骨の破壊成分(MMP)の生産を促進します。
悪いタンパク質は、炎症を悪化させ関節の痛みを増加させます。これを放置すると軟骨の破壊が進み、最終的にはひざ関節機能が進み、最終的にはひざ関節機能が失われ、軟骨全体の変性が進みます。

APSのメカニズム・期待される効果

私達の体の中には、炎症を抑える抗炎症性サイトカイン(IL-1ra,sIL-1R,sTNF-RⅠ,sTNF-RⅡ)という良いタンパク質も存在します。良いタンパク質は悪いタンパク質の働きをブロックし、軟骨破壊に傾きがちな関節内のバランス改善に関係します。
APSは自己タンパク質溶液、Autologous Protein Solutionの略称で、患者さんご自身の血液から炎症を抑える良いタンパク質と軟骨の健康を守る成長因子を高濃度抽出した溶液です。
APS療法は、悪いタンパク質が過剰に存在する関節内に、良いタンパク質が豊富なAPSを注射し、炎症バランスを改善することで痛みを軽くし、軟骨の変性や破壊を抑えようとする治療です。

よくあるご質問

バイオセラピーやAPS療法で膝関節症は治りますか?

APS療法は関節の痛みや炎症を改善することを目的とした治療です。炎症を抑えることで、関節内の軟骨破壊や環境の悪化を防ぐことが期待されます。

APS療法による痛みの改善効果はどのくらい続きますか?

海外の治療報告ではAPSを1回注入後、約12ヶ月間続くことが報告されています。

バイオセラピーとは何ですか?

ご自身の細胞や血液成分などを利用する新しい治療選択肢です。当院で提供するバイオセラピーのAPS療法は再生療法※に基づき所定の手続きを行っています。※再生医療等の安全性の確保に関する法律

APS療法は安全ですか?

APS療法はご自身の血液を利用しているため安全性も高く、当日受けられる体への負担が少ない治療法です。

ひざを切開することになりますか?

ひざの切開は必要ありません。本治療はご自身の血液から抽出したAPSをひざ関節に注入するだけなので、ひざを切開する必要はなく、入院不要で来院当日に治療が可能です。患者さんの負担はヒアルロン酸注射を打つ時とほとんど変わらないものです。

効果はどのくらいで現れますか?

個人差はありますが、注入後1週間ほどで効果を実感する方もいます。

APS投与後に注意することや特別な症状はありますか?

個人差はありますが、投与後に腫れぼったさや違和感を感じる方もいらっしゃいます。この場合は、ひざを冷やして経過を見ていただくと、症状は数日で改善します。もし1週間以上継続する時は担当医師までご相談下さい。

治療後は通常通りに活動してよいのでしょうか?

治療後14日間は活動レベルを最小限に、治療前より活発にしないことが推奨されます。

高齢ですが、治療を受けることができますか?

受けることができます。からだに負担の少ない治療なので、高齢でも治療を受けることができます。ただし、ひざ関節の破壊が進んでいるような重度の方は、年齢に関わりなく手術が適している場合もあるので、医師とよく相談することが大切です。

なぜ自由診療なのですか?

APS療法は保険適用前の新しい治療だからです。APS療法は現在、米国でひざ関節症の患者さんを対象として、有効性を確認する大規模な治験が始まっています。安全性は確立された治療法ですが、有効性はまだ検討段階のため、健康保険が使用できず自由診療となります。しかしながら、今現在、つらい痛みを抱えて、何とかしたいと考えている患者さんに治療選択肢を提供するため、当院ではこの治療を提供しています。

高額医療費や医療費控除の対象になりますか?

自由診療のため高額療養費の対象ではありません。医療費控除は管轄税務署の判断となりますが、治療を目的に行われているため、医療費控除の対象になる可能性があります。当院でも医療費控除に必要な領収書を発行しています。

料金・その他

APS再生治療に必要な費用や、お支払方法についてご紹介します。

海里マリン病院での治療について

当院では、より良いものがいち早く治療の選択肢となるよう、自由診療でご提供しているため、保険適用外となります。

  • 先進的な治療を導入

    保険収載前の治療をいち早く提供
  • 完全予約の少人数制

    APS治療は予約制なので診察や治療前の待ち時間を解消
  • 入院しない治療

    お身体への負担が少ないので日帰り可能

料金

  • APS再生治療
  • 片ひざ
  • 300,000円(税別)

お支払方法

事前お振込となります。

でAPS療法を受けるには?→まずは担当医師へご相談ください

適応診断や治療説明だけでもお受けしておりますひざの状態をご自身でも把握されることが先決かと思いますので、お気軽にご相談ください。

海里マリン病院のロゴ
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もしくは

お問い合わせ088-847-0101