フレイルとは?
フレイルは「健康な状態と身体機能障害の中間」の状態を指し、心身や社会的な力が弱くなって、ちょっとしたストレスで体調を崩しやすくなる状態です。そのまま放置すると、要介護状態になる可能性があります。しかし早めに気づいて対策を取れば、ある程度健康な状態に戻すことが可能な「可逆性」があるということも厚生労働省は指摘しています。
要支援・要介護になった原因の1位は
右表は2019年の要介護者の介護が必要になった主な原因です。この中で全体の4分の1を占めている「運動器の障害」とは、関節疾患や転倒による骨折、腰部脊柱管狭窄症などが含まれます。
運動器の障害は、「移動する能力の低下」をきたし、生活動作能力が低下し、それに応じた支援や介護なしでは生存できない状態になります。
その予防策は、普段の生活で身体を動かして負荷をかけることで維持されます。そのため、適度に運動する習慣をつけたり、力の衰えに対する筋力やバランス力のトレーニングなどリハビリテーションを行うことが不可欠です。
フレイルに関しては今後、随時投稿していく予定です。 理学療法士 吉田理起